花見酒やピクニックに持っていきたい、華やかで手軽な三つのおつまみレシピ

桜が芽吹き、春の暖かい風が吹きはじめるこの季節。お花見やピクニックなど、屋外でのレジャーの予定を楽しみにしている方も多いことだろう。焼酎党の人ならば、好きな銘柄の焼酎を何本か携えて桜の名所に集まり、気の合う仲間と花見酒を楽しむのも乙かもしれない。

お花見やピクニックに欠かせないものといえば、気軽に食べられてお酒に合うおつまみだ。今回は、Instagramを通じて発信する日々のお弁当の写真が人気を博している料理家のAliceさんに、麦焼酎にもよく合う、手軽につくれて見た目も華やかなおつまみのレシピを三種類教えていただいた。

■炙り牛肉のねぎ巻き二種

【材料】2人前
・牛薄切り肉　4枚
・長ねぎ　1本

A)S＆Bシーズニング カクテキ1/2袋

B)塩　小さじ1/2
B)コショウ　適量
B)ごま油　大さじ1

【作り方】
1. 牛肉に塩コショウをし、フライパンで焼きつつ表面をバーナーで炙る。

2. 長ねぎは切って白髪ねぎにしておく。白髪ねぎの半分にはAのシーズニング、もう半分にはBの調味料を混ぜておく。

3. 炙った牛肉にねぎを乗せ、巻いて半分にカットする。

【ポイント】
「お肉をバーナーで炙るというひと手間を加えることで、香ばしさがぐんと増します。ごま油風味のお肉は定番ですが、カクテキの素を使って唐辛子風味にしてもとても美味しいので、ぜひ2種類つくって食べ比べてみてください。家飲みの際には薄切り牛肉を牛タンにするのもおすすめです」（Aliceさん）

■菜の花ペペロン生ハム巻き

【材料】2人前
・菜の花　1/2パック
・にんにく　1/2個
・生ハム　6枚

・マキシマムスパイス 小さじ1/2
・オリーブオイル 大さじ1

【作り方】
1. 菜の花は生ハムで包めるくらいの長さにカットしておく。
2. にんにくをみじん切りにし、オリーブオイルで炒める。香りが出てきたら、菜の花を入れて炒める。

3. 菜の花をマキシマムスパイスで味つけし、生ハムで巻く。

【ポイント】
「旬の食材の中でも手に入れやすい、菜の花を使った春らしいおつまみ。ほどよい塩気が野菜によく合いますし、にんにくで炒めることでお酒にも合う味つけになっています。見た目も可愛らしいしヘルシーなので、女子会に持っていってもきっと喜んでいただける1品だと思います」（Aliceさん）

■人参とぶどうのマリネ

【材料】2人前
・人参　1本
・グリーンシードレスグレープ（種なしぶどう）　5粒
・ブラックペッパー　適量

A)マリネ液
・オリーブオイル　大さじ1
・ホワイトバルサミコ酢　大さじ1/2
・砂糖　大さじ1/2
・メープルシロップ　小さじ1/2

1. 人参は千切りにして塩揉みしておく。グリーンシードレスグレープは3等分ぐらいの輪切りにする。

2. Aのマリネ液をしっかり混ぜて乳化させる。
3. 人参がしんなりしたら水分を絞り、マリネ液、グリーンシードレスグレープ、ブラックペッパーとよく混ぜ、1時間ほど置いて馴染ませる。

【ポイント】
「マリネは私がお弁当にもよく入れるメニューです。ガツンとしたメインがあるときは、こういった箸休めのメニューもあると気分がリセットできていいですよね。マリネはお酢でつくるのが定番ですが、ホワイトバルサミコ酢を使うとさらにフルーティーに仕上がります。ホワイトバルサミコはぶどうの芳醇な風味が特徴なので、フルーツを入れたマリネには特におすすめ。私は季節に関わらず手に入りやすいグリーンシードレスグレープを使うことが多いのですが、柑橘系のフルーツなどでもよく合いますよ」（Aliceさん）

天気のよい日は庭の植物を愛でながら、手づくりのお弁当を食べるのも大好きだというAliceさん。「お花見の季節には毎年、川沿いや高台に咲いている桜を見に行くのですが、今年はこのメニューを持っていこうかなと思っています。美しい桜を見ながら食べるお弁当はやっぱり格別ですね」。

今回Aliceさんに教えていただいたおつまみはどれも、複雑な工程が少なく、料理初心者の方にもおすすめできるメニューばかり。手軽かつ華やかなおつまみとお酒を片手に、緑あふれる季節を存分に楽しんでほしい。