鮮魚店やスーパーで美味しそうなまぐろが安く手に入ったら、まぐろを主役に据えたメニューを食卓に並べて、いつもよりすこしだけ贅沢な晩酌をしてみてはどうだろう。わさび醤油でシンプルに頂くのもいいけれど、いつもの食べ方にひと手間を加えるだけで、おもてなしにもぴったりなご馳走ができあがる。

まぐろの新鮮な風味を活かしつつ、和洋中の異なるテイストを楽しむことのできる三種のおつまみの作り方を教えてくださったのは、フードコーディネーター/フードスタイリストのFumi(長南 史香)さんだ。

 

お酒が大好きで、ふだんから焼酎を嗜む焼酎党でもあるというFumiさん。玄海酒造が開発した“まぐろに合う焼酎”、『TUNACHU(つなちゅう)』を事前に試飲いただき、麦焼酎に合わせるのにもぴったりな三品を考案いただいた。

 

■本まぐろとたたき長いものわさび醤油和え

 

【材料】2人前
・まぐろ(サク) 約100g
・山芋 約100g

A)しょうゆ 大さじ1
A)練わさび 小さじ1/2

・きざみのり 適量
・大葉(千切り) 2枚
 

【作り方】
1.まぐろはそぎ切りにする。
 

2.山芋は皮をむき、ポリ袋などに入れて綿棒でたたき割る。
 

3.ボウルに1、2と混ぜ合わせておいたA、きざみのりを加えざっくり混ぜる。
 

4.器に盛りつけ、大葉を散らす。

【ポイント】
山芋とまぐろ、薬味を混ぜるだけで完成する手軽な和風おつまみ。サクサクとした山芋の食感も楽しみたい方は、山芋を綿棒で叩き割る際、かたまりを多少粗めに残してもよい。すっきりとした麦焼酎のロックがぴったりの一品。

「ポリ袋から山芋をボウルに移す際は、袋の口と反対側の角をハサミで小さく切って出すようにすると手が汚れないのでおすすめです」(Fumiさん)

 

■炙りまぐろの彩りマリネ

 

【材料】2人前
・まぐろ(さく) 約170g
・紫玉ねぎ 1/4個
・ブロッコリースプラウト(根元を切り落とす) 10g
・塩 少々
・酒 大さじ1
・サラダ油 大さじ1

A)レモン汁 大さじ1
A)オリーブオイル 大さじ1
A)しょうゆ 大さじ1
A)砂糖 小さじ1

・塩コショウ 少々
・レモン(飾り用) 適量
 

【作り方】
1.まぐろに塩と酒を振り、10分ほどしたら余分な水気をキッチンペーパーでふき取る。

2.紫玉ねぎはスライスする。
 

3.熱したフライパンにサラダ油を引き1を入れ、中火でまぐろの表面に火を入れる。
 

4.食べやすい大きさにカットしたら、混ぜ合わせておいた調味料Aと紫玉ねぎ、ブロッコリースプラウトを加えざっくり混ぜる。塩コショウで味を整え、冷蔵庫で15分ほど冷やす。
 

5.器に盛り付け、レモンを添える。

【ポイント】
彩り鮮やかで、パーティーのひと皿にもおすすめな洋風おつまみ。まぐろを切る際は、炙った表面が崩れないようやさしく包丁を入れ、繊維に垂直に切ることを意識すると断面が綺麗になる。

「個人的におすすめの焼酎の合わせ方は、ロックにレモンをひと絞り。マリネの爽やかな酸味にもよく合いますよ」(Fumiさん)

 

■ぶつ切りまぐろのピリ辛中華風ねぎ和え

 

【材料】2人前
・まぐろ(サク) 約170g
・長ねぎ 1/2本

A)ごま油 大さじ1
A)しょうゆ 小さじ1
A)砂糖 小さじ1
A)にんにく(すりおろし)小さじ1
A)酢 小さじ1
A)豆板醬 小さじ1~2
A)塩 少々

・卵黄 1個
・いり白ごま 適量
・糸唐辛子 適量
 

【作り方】
1.まぐろはぶつ切りにする。長ねぎはみじん切りにする。
 

2.ボウルに1と混ぜ合わせておいたAを加え、全体を混ぜ合わせる。
 

3.器に盛りつけ、卵黄、白ごま、糸唐辛子をトッピングする。

【ポイント】
ピリッとした辛みがアクセントになり、麦焼酎のソーダ割りがよく合う一品。サクが手に入らないときは、ぶつ切りまぐろを買ってきて合わせるとより手軽に。

 

「TUNACHUはとにかく香りが爽やかですっきりしていて、まぐろの甘みをより引き出してくれる印象です。焼酎に苦手意識がある方や、はじめて焼酎を飲むという方でも、これなら美味しく頂けるのではないでしょうか」とFumiさん。

まぐろを使ったメニューとなると、シンプルな刺し身や漬け丼など、いつもお決まりのひと皿になってしまう方も多いはず。新しい味わいをお酒と一緒に楽しむべく、ぜひ今晩、ご家庭で再現してみてはいかがだろうか。

 
【今回の焼酎】
本記事でFumiさんに飲んでいただいた“まぐろに合う焼酎”、『TUNACHU(つなちゅう)』はコチラ

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